たくさんの写真を一緒に飾ろうとしたとき、写真と写真の間隔をどれくらい空ければいいか迷ったことはありませんか?
間を広くとったり、狭めてみたり。同じ組み合わせの写真でも、飾る間隔が違うだけで見た目の印象が変わるものです。今回は、写真を飾る時の"間隔"を検証!
様々なパターンをご紹介するので、お部屋にぴったりの飾り方を見つけてみてください。
「間隔」による印象の変化をチェック!
ここからは実際にいくつかの飾り方を試していきます。
同じ5枚の写真を使って、「普通」「狭め」「広め」の3種類の間隔の違いによってどれだけ印象が変わるのかを見てみましょう。
●間隔: 普通
まずはそれぞれの間隔を5〜7cmほどもたせたスタンダードな飾り方。存在感はあるけど主張しすぎず、お部屋に自然と溶け込んでくれる印象です。お部屋に写真を初めて飾る方、客間などフォーマルな印象にしたい場所に飾る時にぴったり。
複数枚の写真をバランス良く飾るためのコツは、以下の記事も参考にしてみてください。
●間隔: 狭め
間隔をぐっと狭めて飾ると、1つのアート作品のような印象に。写真同士をくっつけるように配置するときに大切なのは、被写体の「寄り」と「引き」の配分。それぞれ同じくらいの枚数を用意すると組み合わせたときにメリハリが生まれ、洗練された印象を与えることができます。
写真同士の間隔が狭いと、飾った時の角度や幅のズレが目立ちにくいのも嬉しいポイント。
簡単に飾ることができるので、"壁にたくさんの写真を飾る"ことへのハードルが下がりますよね。
●番外編:横一列
狭い間隔の応用編で、同じ5枚の写真を横一列に飾ったこちらのパターンも目新しい印象を与えてくれておすすめです。
まるで海外のインテリアのような斬新さがとってもおしゃれ。小さい写真からだんだんと大きな写真になり、また小さくなっていく...というように、写真のサイズで遊んでみても面白いですよ。
サイズを工夫すれば、狭いお部屋でも◎
小さなサイズの写真を狭い間隔で飾ったこちらのパターン。カラフルな写真を選べば、小さいながらもお部屋のいいアクセントになってくれますよ。
狭い間隔で飾ることで、小さい写真ならではの可愛さが生きるのも◎。ちょっとした場所に写真を飾りたいときにもぴったりです。この組み合わせは限られたスペースでもコンパクトに写真を楽しむことができるので、あまり広くない一人暮らしのお部屋にも◎。
横長の写真は、あえて横並びに...
幅のある横長の写真は、ついつい1枚で飾りがち。間隔を広めに3枚並べて飾ってみると、以外とすっきりとした印象になりました。横のラインを強く感じさせる飾り方だからこそ、被写体がごちゃっとしていても収まりよくまとまります。
壁に小窓が付いているような印象もあり、お家の中がまるでカフェのような空間に。写真と写真の間が広く空いているので、1枚1枚の個性も引き立ちます。
おしゃれに飾りたい時は、サイズもバランスも思い切って!
最後は難易度が高そうに見えて、とっても簡単な飾り方をご紹介。ぴったり狭い間隔で飾った2枚の写真の隣に、間隔を大きく開けてサイズの異なる写真を1枚追加で飾ってみました。
間隔に変化を持たせることで壁の空間にメリハリが生まれ、ちぐはぐになりがちな組み合わせがおしゃれな印象を与えてくれます。
「間隔」を上手に使って印象をチェンジしよう
複数枚の写真を飾るときの「間隔」。同じ写真を使っていても、間の空け方ひとつで印象ががらりと変わるのが面白いですね。
今回ご紹介したパターンを参考に、みなさんも理想のお部屋にぴったりの飾り方を見つけてみてください!
Styling by 菅野有希子
Photo by 土田凌
Writing by 笹沼杏佳