久しぶりに会う友達やお世話になったあの人に渡したい、ちょっとしたギフト。相手に気を遣わせない、でももらうとうれしくて、できれば気の利いたもの...と考えると、なかなか難しくて悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなギフト選びのコツについて、雑貨コーディネーターのオモムロニ。さんにお話を伺いました。

子どものころから雑貨が大好きだった

--オモムロニ。さんは、雑貨コーディネーターとしてご活躍されていますが、雑貨に興味を持たれたのはいつごろだったのですか?

オモムロニ。さん:入り口は小学生のころだったと思います。近所に文房具屋さんやキャラクターショップが多かったのもあって、小物や文房具を見るのが好きだったんです。友達のお誕生日プレゼントに何をあげるか、ものすごく熱心に考えたりしていました。

それから、当時から良いものや便利なものを見つけると、人に教えたくなる性格だったみたいで。学校の壁新聞でワンコーナーもらって、「この縄跳びよりも、隣町の文房具屋さんで買える縄跳びのほうが二重跳びしやすいよ」「落ちてもうるさくない缶ペンケースはこれ」という感じで、おすすめのアイテムを紹介したりもしていました。

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--小学生の時点で、すでに今のお仕事のベースができていたのですね...!

オモムロニ。さん:そうなんです。私自身あまり意識したことはなかったんですけど、大人になってから当時の友人に「昔からやっていることあんまり変わらないね」と言われて思い出しました(笑)。

--大人になってから雑貨コーディネーターの活動を始められるまでには、どんな経緯があったのですか?

オモムロニ。さん:大学卒業後にWeb制作の仕事をしていた時、「もうすぐ日本にも『ブログ』というものが上陸するから、今のうちに使いこなせるようになってほしい」と会社からお達しがあって。それで始めたブログに好きな雑貨を載せていたのが、原点になっています。それが少しずつ反響をもらえるようになって、雑誌の企画などで雑貨のセレクトをさせていただく機会が増えていきました。最近は雑誌のほかにも、企業さんの商品PRのお手伝いをしたり、たとえば「うちはパン屋なんだけど、ちょっと雑貨も置きたいんだよね」という方からご相談を受けて、お店のコンセプトや店主の方のパーソナリティに合わせてアイテムをご提案したりもしています。

--普段から、どうやって素敵なアイテムの情報を集めていらっしゃるんですか?

オモムロニ。さん:よく聞かれるんですけど、特別なことは何もしていないんです。ある意味趣味の延長だから、ただ好きで、常に何か探している感じ。ふらりとお店をまわるときもあるし、ウェブや雑誌で見つけることもあります。そこでいいな、と思ったアイテムはそのままにしないで、どんどん検索して...と、数珠つなぎでいろいろな雑貨に出会っています。ずっと調べていたら、気づいたら朝に...なんてことも日常です(笑)。

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--本当に、心から雑貨がお好きなんですね。オモムロニ。さんは、気軽に贈れるギフトのアイデアを紹介されることも多いですが、ちょっとしたギフトを選ぶときに大切にされていることはありますか?

オモムロニ。さん:雑貨でも日用品でも、なにかモノををおすすめするうえでこだわっているのは「自分で使って本当に良かったもの」を選ぶことです。どんなに見た目がきれいでも、ちょっと使いづらいものもあったりするので。自分の友達に、心からおすすめできるものを選ぶ感覚は大切にしています。

距離を縮めるきっかけに、ちょっとしたギフトを

--今回は身近な人へのギフト例もご用意いただきました。身近な人に贈り物をする時の、選び方のコツがあれば教えてください。

オモムロニ。さん:一番は、「贈る相手のことを考える」こと。私はよく「ハンドクリーム・入浴剤あげがち・もらいがち問題」について話すことがあって(笑)。ちょっとした贈り物の定番になっているものですが、もらってもあまり印象に残らないこと、ありませんか?ハンドクリーム自体は素敵なアイテムなのに、どうしてだろう...?と考えて気づいたのが、「定番だから」という理由でただなんとなく選ばれてしまうからだということ。同じハンドクリームでも、贈る相手のキャラやライフスタイルをイメージして香りやデザインを選んだりした方が気持ちがこもっていて、受け取る方も嬉しいし愛着が湧きますよね。

■猫好きの母へ

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愛猫・アイビーちゃんをとってもかわいがっているというお母さんへ、アイビーちゃんの写真と一緒に見た目も美しく、飲んでもおいしい工芸茶をプレゼント。

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かわいいいアイビーちゃんの写真と、美しい工芸茶。両方とも日常にちょっとした華やぎを与えてくれます。お茶を飲みながらアイビーちゃんの写真を眺める、心地よいリラックスタイムをプレゼント。

■旅行好きな友達へ

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実はハワイが大好きというオモムロニ。さん。一緒にハワイ旅行へ行った友達に、南国を感じさせる写真集をプレゼント。

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渡すとき、写真集の間に旅行の時に撮った写真をこっそり挟むサプライズも◎。

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小説やマンガでも良いのですが、相手が「次に会ったとき、感想を話さなきゃ...」とプレッシャーを感じることもあると思うんです。その点、写真集だと気軽に見て楽しんでもらえるので渡す側も受け取る側も気を使わなくて◎。写真集以外では、表紙がおしゃれな海外の絵本もおすすめだそう。

--どちらも受け取る側の負担にならない、でももらうと楽しい気持ちになれるものですね!ギフト選びは"相手のことをどれだけ考えられているか"ということが重要なんだなと感じました。

オモムロニ。さん:贈り物をもらってうれしくない人はいないと思うんです。だから、せっかく渡すなら「これなら失敗しない」みたいな消極的な選び方ではなくて、相手のことを思ったうえであげたいものをあげればいいんじゃないかなと思います。関係性によってはちょっとギャグっぽいものもありかもしれないし、日ごろのちょっとした贈り物にあげちゃいけないものなんてないと思います。私は最近、普段から飴やガムを配ったりして「おばちゃん力」を上げる訓練をしてるんですよ。

--おばちゃん力、とは...?

オモムロニ。さん:おばちゃんって飴ちゃんを配ったり、なんでも「どうぞどうぞ」ってあげるじゃないですか(笑)。そうすると、もらう側も「お返ししなきゃ...」って気負うこともなく受け取れますよね。私は、贈り物がこれくらい気軽なことになればいいな、と思っているんです。必ずしもラッピングする必要もないし、あまりかしこまらなくていい。ものをあげるときって、基本的には「喜んでほしい」「もっと仲良くなりたい」という気持ちのはず。ちょっとしたギフトは、人との距離を縮めるひとつのきっかけにぴったりだと思います。

--なるほど!お話を聞いていると、ギフトを贈ることへのハードルが下がった気がします。

オモムロニ。さん:あとこれはギフトをいただいた時の話になるんですけど、私は食べ物をいただいた時は画像で残しておくこともあります。食べ物は食べると消えて無くなってしまうし、素敵な包みやパッケージも開けてしまうけど、こうするといただいた思い出が残るし、見返すのも楽しくて。今回その画像たちをチェキにプリントしてみたんですけど、すごくかわいいですよね!スマホの中だけにとっておくのではなく、プリントしてアルバムにするのもいいなと思いました。

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--オモムロニ。さん、素敵なお話をありがとうございました!






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オモムロニ。

雑貨コーディネーター。2003年より、身のまわりの様々なおすすめを発信するブログを開始。現在は雑誌企画でのアイテムセレクトや連載を中心に、独自のアンテナを活かして雑貨やギフトの情報を伝える。著書『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』(文藝春秋)発売中。

Photo by 佐々木謙一

Writing by 笹沼杏佳

WALL DECOR(ウォールデコ)
お気に入りの写真をパネル加工できるサービス。カジュアルな印象のスクエアミニは、複数枚セットにするのがおしゃれ。額装いらずなので届いたらそのまま飾ることができる点もプレゼントにぴったりでオススメです。
スマホ de チェキ
スマホに入っている撮影データをその場でプリントできる「スマホ de チェキ」。今回は「instax SHARE SP-2」を使用。写真の加工もプリントも、スマホのアプリから簡単に操作できます。チェキならではのストーリーを感じさせる風合いが、思い出を感じさせるギフトの雰囲気にぴったりでした。
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