前編では写真を撮りはじめたきっかけや個性的な撮影方法についてお話してくれたKanocoさん。後編では写真を撮った後の楽しみ方について伺いました。Kanocoさんは撮った写真をどのように楽しんでいるのでしょう?

メッセージを添えてプレゼントするのが好き

−フィルムカメラで撮影した後は、どのようにしているのでしょうか?

Kanocoさん:私は写真屋さんでフィルム現像をお願いすると同時に、CDにデータとして書き込んでもらいます。というのも、直感でパッと撮っているので、暗すぎて何も写っていなかったり、変なものが写り込んでいる時があるんです。データ化された写真を自宅で見て、好きなものだけプリントします。

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−プリントした写真はどのように活用していますか?

Kanocoさん:自宅に保管しておくことが多いです。あとは、よく両親や友人に手紙を書くんですけど、その時に写真も一緒にプレゼントします。誕生日などお祝いの時は「おめでとう!」と一言メッセージを写真の裏にささっと書いて。

−もらった方はうれしいでしょうね。

Kanocoさん:はい、喜んでくれます!でも、自己満足にならないような写真を選ぶようにしています。
たとえばお誕生日だったら花束の写真にしたり、両親に送る時は2人が写っている写真にしたり。シチュエーションに合わせて写真を選んでいます。

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写真を大きく飾って誕生日サプライズ

−今、ご自宅に写真は飾っていますか?

Kanocoさん:実は2枚だけ写真を飾っています。東京タワーと花火の写真をそれぞれポスターサイズに大きくプリントして、寝室に飾っています。

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−わ!素敵です。ちなみに写真を飾りはじめたきっかけを教えてもらえますか?

Kanocoさん:3年前の夫のお誕生日に、部屋を飾り付けてお祝いしたいとふと思ったんです。でも折り紙の輪飾りで部屋を飾るのも微妙かな...と思いまして(笑)。そこで思いついたのが写真を大きくプリントして飾ること。急いで写真屋さんに行ってプリントしました。

−なぜ東京タワーと花火の写真を選んだのでしょう?

Kanocoさん:私も夫も東京タワーと花火が大好きなんです。と言っても、全然華やかな写真ではないんです(笑)。夜撮った写真なのでほとんど真っ暗なんですよ。真っ暗な写真の下の方にオレンジ色に光る東京タワーの頭がちょんと写っているような。花火も小さくぴょんって写っているみたいな。控えめな感じです(笑)。

−しかも大きくプリントして飾ったんですね。

Kanocoさん:そうですね。時間がなかったのでフレームには入れず四隅をピンで留めるだけのラフな感じでしたが、大きくプリントしたことでインパクトもあったと思います。

−すごく喜ばれたんじゃないですか?

Kanocoさん:喜んでいましたね。写真を飾ることが誕生日のサプライズになりました。その写真をはがすのがなんとなくもったいなくて、今も寝室に飾っています。

−写真を大きくプリントして家の壁に貼るだけなら、わたしたちも気軽にトライできそうです。他にご自宅で写真を飾るとしたらどのように飾りますか?

Kanocoさん:私の家はモノが少なくてシンプルなので、白い壁になじむやさしい雰囲気の写真を飾りたいです。例えばフィンランドのお店で撮った写真は、色数も少なくやわらかい空気感がお気に入りなので、飾るのにちょうど良いかもしれません。

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−お部屋の白壁に飾る場合、写真は大きくプリントしますか?

Kanocoさん:小さいプリントだと飾っても分かりづらいと思うので、A4位の大きさにしたいです。あとは食卓に写真を置くのであればL版など小さいサイズも良いかもしれませんね。お花の写真を置いたりしたらかわいいですよね!

これからは人をきちんと撮ってみたい

−モデルのお仕事を始めたことで写真に興味を持ち、フィルムカメラを手に日々写真を撮っているKanocoさん。これから写真でやってみたいことはありますか?

Kanocoさん:今、人を撮りたいんです!家族以外の人を撮るのが少し苦手で。仕事でもプライベートでも近くにモデルがたくさんいるので撮りたいんですけど、なかなか撮れないんですよ...。

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−人を撮ることは風景やお花を撮ることとは違いますか?

Kanocoさん:風景やお花は直感でパッと撮影しているんですけど、人はちゃんと撮影したいんです。人を撮るなら一眼レフカメラでピントを合わせて撮りたいと思っていて。私が持っている一眼レフカメラってマニュアルでピントを合わせるものがほとんどなので、操作が難しくて...。
人ってどんどん表情が変わるじゃないですか。きちんと合わせようとすると時間がかかってしまって、シャッターチャンスを逃してしまいます...。

−これからは人を撮影して、その写真の裏にメッセージを書いて、相手にプレゼントできたら良いですね!

Kanocoさん:たしかに!そう言えば思い出しました!私、カメラマンさんに写真をプレゼントしてもらっていたことがありました!撮影現場でご一緒したり写真展に行ったりすると、写真を撮ってもらうことがあるんですけど、後日、カメラマンさんがその写真をプリントして裏にメッセージを書いて郵送してくれたんです。メッセージ入りの写真をもらって嬉しかったから、わたしもプリントした写真の裏にメッセージを書いてプレゼントするのかもしれませんね。

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−なるほど!じゃあ今度はKanocoさんの番ですね。

Kanocoさん:そうですね!今年の目標です!写真って撮るだけだとそこで終わってしまうと思うのですが、プリントしたり部屋に飾ると、楽しみ方がどんどん増えていくと思います。私がしていることは簡単なことが多いので、気軽に真似してもらえると嬉しいです。

Kanocoさん、素敵なお話ありがとうございました!

Kanoco(かのこ)
モデル(BARK in STYLe所属)。兵庫県生まれ。雑誌広告などで活躍するほか現在「カロリミット」のCMに出演中。無類のシロクマ好き。
BLOG:https://ameblo.jp/mash-ro0m/
INSTAGRAM:https://www.instagram.com/kanococo/

【衣装】ブラウス¥29,000、デニムパンツ¥18,000/ともにネセセア(ケイエムディーファーム)
【問い合わせ先】ケイエムディーファーム 03-5458-1791

Styling by 山口香穂

Hair&Make by 吉川陽子

Photo & Writing by 忠地七緒

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写ルンです
「写ルンです」シンプルエース27枚撮り。撮ってすぐ見れる時代だからこそ、すべて撮りきるまでどんな写真が撮れているかわからない、フィルムならではのレトロでアナログな仕上がりが逆に新鮮なカメラ。
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