2019年ももうすぐ終わり。年末年始によく目にするもののひとつに手帳がありますが、「使ってみたいけど、1年ちゃんと使えるか心配」という方も多いのではないでしょうか。そんな「手書きの良さや楽しさを味わってみたいけど、途中で使わなくなってムダにしたくない」という方におすすめなのが、ノートとペンさえあれば始めることができる「バレットジャーナル」。今回は、気軽に始めることのできる「バレットジャーナル」作りをご紹介します!
「バレットジャーナル」とは?
「バレットジャーナル」とは、箇条書きのノート術。タスク・予定・メモなど、自分に必要な情報、管理したいこと、記録したいことを箇条書きに書き出してまとめていきます。
まずは「バレットジャーナル」を始めるときにあると便利なもの、ノート作りが楽しくなるものをいくつかご紹介するので参考にしてみてくださいね。
まず必ず必要なのが、ノートとペン。今回は少し気合いを入れて表紙の硬い重厚なものを選びましたが、もっと気軽な大学ノートでも◎。自分が使いやすいもの、用意しやすいものを選んでくださいね。ペンも黒1色で良いという方は黒いペンだけでも大丈夫です。
スタンプやマスキングテープ、付箋はあると便利なグッズ。タスク表のタイトルに文字スタンプを使ったり、予定を整理するための表をマスキングテープで作ったり、よく使うページに付箋を貼ったりと使い道はさまざま。描きやすいペンを探したり、お気に入りのマスキングテープを探したりとひとつずつ道具を揃えていくのも楽しいです。
決まりはない、自分だけのノート
道具を用意したら、さっそくノート作りを始めましょう。市販の手帳だと、○月始まりというようにスタートする月が決まっていますが、「バレットジャーナル」はカレンダーも手書きなので、好きな日から始めることができます。月の途中から作っても中途半端に白紙のページができたりしないので、思い立った時が作りどきです。
まず書いてみたのは、半年分のフューチャーログ。この先6カ月の大まかな予定をまとめて把握することができるのが便利です。
次に書いたのは、ひと月ごとの予定を管理するマンスリーログ。写真のように数字を羅列するだけでも良いですし、表を書いてカレンダーを作っても◎。とにかく自分が使いやすいように作ってOKなのが、「バレットジャーナル」の魅力であり、楽しみなのです。
ひと月ごとの予定を書くマンスリーログの次には、1日ごとのTO DOを書くデイリーログを作りました。このとき用意すると便利なのが、「KEY」と呼ばれる記号。
その日のタスクは「・」、タスクを終えたら「・」の上に「×」など自分でルールを決めて、タスクを箇条書きにする際に印として付けておきます。「KEY」を決めて付けておくと、1日の終わりにノートを見返したときにその日に終えたタスク、次の日に繰り越すタスク、急ぎの用事ではないタスクなどが一目で分かります。
他にも、自分が必要だなと思ったページはどんどん追加していきましょう。例えば、毎日の支出帳。いきなり家計簿やお小遣い帳をつけるのは自信がなくても、「バレットジャーナル」に項目を増やすだけなら気軽に始めることができますよね。読書ノートや映画ノート、運動の記録など自分の趣味をまとめるのも楽しいのでおすすめです。
今回は、趣味のカフェ巡りを記録するページを作ってみました。訪れたお店の店名と場所、食べたメニューを記録。そこにその場で撮った写真を添えると自分だけのガイドマップみたいな仕上がりに!構図や画角にこだわらず記録のために撮影したような写真でも、ノートに貼ってみるとなかなか良い雰囲気。自分だけで楽しむ「バレットジャーナル」は、SNSのように人の評価や反応を気にしなくて良い点もなんだか新鮮です。
シンプルが好きな人はもっとシンプルに、賑やかな雰囲気が好きな人はデザインや色使いにこだわってデコレーションを楽しむなど、作り方はさまざま。自分好みに思う存分カスタマイズできるのが市販の手帳にはない一番の魅力です。2020年、「バレットジャーナル」で毎日の予定や趣味を充実させてみませんか?
Photo by Warach Pattayanan (vvpfoto)
Writing by 佐々木愛