ついカメラを向けてしまう、愛犬のふとした表情や仕草。気づけばカメラフォルダの中は愛犬の写真でいっぱい、なんて人も多いのではないでしょうか。
そんな大切な写真を、世界に一つだけのオリジナルグッズにしてみませんか?
形にすることで愛犬の愛おしさを、いつでも身近に感じられるはずです。
今回は、Instagramで愛犬・teteくんとの日常を発信しているyaneuraさんがオリジナルフォトグッズづくりに挑戦。誰でも簡単にこなれ感を出せる制作のコツを教えてもらいました。
Canvaを使って簡単にできる。愛犬グッズの作り方
今回制作したトートバッグ、クッション、マグカップ
yaneuraさんのInstagramでは、teteとの日常だけでなく、ナチュラルでおしゃれなインテリアの写真も投稿されています。インテリアは、茶色と青、緑の3色をベースに選んで統一感を出しているのだそう。

そんなセンス溢れるyaneuraさんに、そんなteteくんの写真を使って、Canvaの無料デザインツールと富士フイルムの「プリント&ギフト」でオリジナルグッズを作っていただきました。
アルバム風マグカップ

yaneuraさん:マグカップは、一周まるごと自由にデザインできるので、たくさんの写真を詰め込みました。
使いたい写真をある程度絞ってから、組み合わせをいろいろ試して、最終的にこの4枚に。思い出がぎゅっと詰まった、まるでアルバムのようなアイテムになったと思います。
もし使用する写真に悩んだら、同じテーマの写真で揃えると統一感が出ます。たとえば、耳や口、尻尾などのパーツごとの写真を並べるのもおすすめです。
▼オリジナルマグカップはこちらから作成▼
プリント&ギフト「写真プリントで作るオリジナルマグカップ」
【作り方】
1.Canva上でキャンバスを作成し、その上に写真を配置。
※推奨画像サイズ:300dpi、幅2552×高さ1088px
※推奨画像ファイル形式:JPEG

POINT
同じ場面の写真で画角を少し変えたものを配置すると、映画のコマ送りのようになりおしゃれに仕上がります。
2.富士フイルム「プリント&ギフト」の編集画面でCanvaで作った画像をアップロード。

POINT
手書き文字やイラストをスキャンして配置するとより手作り感アップ!
<手書き機能の使い方>
・まずば白い紙に黒いペンで文字やイラストを書き、スマートフォンで撮影。スキャンする際に読み込みやすくなるので、濃いめの線で描くのがポイント。
・マグカップの入稿画面から「手書き」を選択し、画像を読み込む。

・余分な背景を消し、使用したい範囲のみを切り取って完成。

4.手書き文字の色や配置を調整し入稿。

POINT
マグカップには、teteの名前だけでなく、お散歩好きな一面から連想してお花のイラストを入れました。

愛犬のコマ送りトートバッグ

yaneruraさん:普段使いしやすいトートバッグは少しおしゃれに見せたいと思い、同じ構図だけど少し動きが違う3枚を並べました。
愛犬の写真ってつい撮りすぎてしまうけど、どれも消せなくてどんどん増えていくじゃないですか。そんな写真をコマ送りのように並べてあげると、全体的に統一感が出て、可愛く仕上がります。
▼オリジナルトートバッグの作成はこちらから▼
プリント&ギフト「オリジナルトートバッグ」
【作り方】
1. Canva上でキャンバスを作成し、その上に写真を配置。
【トートバッグMサイズ】
※推奨画像サイズ:300dpi、幅3661×高さ3083px
※推奨画像ファイル形式:JPEG
【トートバッグSサイズ】
※推奨画像サイズ:300dpi、幅3142×高さ1371px
※推奨画像ファイル形式:JPEG

POINT
Canvaで表示されるガイド線を使って、写真のサイズや余白の幅を揃えてあげるだけで、全体がぐっと整って、きれいな仕上がりになります。
2.富士フイルム「プリント&ギフト」の編集画面で画像をアップロード。

3.写真にあわせて文字やイラストを書き、「手書きスキャン機能」を使ってスキャン。

POINT
トートバッグに入れた文字は、日本語で考えたフレーズを翻訳ツールで英語にしました。ちなみにこの英語は、「あなたのあらゆる部分を愛しています」という意味です。
4.手書き文字の色や配置を調整し入稿。

POINT
使用するメインカラーは3色以内にまとめると、全体がすっきりして見えるので、トートバッグの青い文字は、写真の色味に合わせて選びました。
文字を配置する際は、暗い場所には明るい文字を、明るい場所には濃い文字を置くようにしています。あと、文字はなるべくさりげなく入れて、こなれ感が出るように意識しています。

愛犬のパーツクッション

yaneuraさん:クッションには、teteの口元が目立つ写真を選びました。実はこれ、よく見ると鼻水が写っているんです(笑)。そういう飼い主しか知らないリアルな部分も含めて愛おしさを感じるんですよね。
この写真は特にお気に入りで、一枚でドーンと目立たせたかったので、インテリアが印象的になるクッションがぴったりだと思いました。
▼オリジナルクッションの作成はこちらから▼
プリント&ギフト「オリジナルクッション」
【作り方】
1.Canva上でキャンバスを作成し、その上に写真を配置
※推奨画像サイズ:300dpi、幅3850×高さ3850px
※推奨画像ファイル形式:JPEG

2.富士フイルム「プリント&ギフト」の編集画面で画像をアップロード。
3.写真にあわせて文字やイラストを書き、「手書きスキャン機能」を使ってスキャン。

4.文字色や配置を調整し入稿。

POINT
暗い場所には明るい文字を、明るい場所には濃い文字を置くようにしています。あと、文字はなるべくさりげなく入れて、こなれ感が出るように意識していますね。

自然体の姿こそ、いちばん愛おしい瞬間

----teteくんのかわいらしい姿をグッズにしていただきましたが、愛犬を可愛く撮るコツがあれば教えてください。
yaneruraさん:なるべく自然体な姿を切り取るように意識しています。最初のころは、頑張ってカメラ目線を狙っていたのですが、やはり普段の元気な様子を残したいと思うようになってきて。「愛おしい」と感じた瞬間にシャッターを切れるよう、いつも手元にはカメラを用意しています。

あとは、「愛おしい」という気持ちを大切にしていれば、特に正解はないと思います。
引きで撮る時は、空間全体の雰囲気とteteの両方が映るようにしています。そのほうが家に犬がいる愛おしさが伝わる気がして。
逆に寄って撮るときは、パーツにフォーカスすることが多いです。ムニムニした口やピンク色の肉球、くるんとした尻尾など、「teteの可愛い部分をみんなに見てほしい!」という気持ちで撮っています。

Instagramにteteの様子を発信すると、DMやコメントでたくさんの方が可愛がってくださるので、少しでも喜んでもらえたらと思っています。

また、日々の中で感じる愛おしさをそのままにしておくのはもったいなくて。自分自身のためにもInstagramの投稿を通じてteteとの日常を記録するようにしています。
写真を形にすることは、「愛おしさ」を身近に感じること

----今回、グッズを作ってみていかがでしたか?
yaneuraさん:想像以上の可愛さで思わずため息が出ました(笑)。写真でオリジナルグッズを作るのっていいものなんだなと思いましたね。
実は、teteの写真を使ったグッズを作るのは今回が初めてなんです。これまでにLINEスタンプなどは作ったことがありましたが、こうして実際に触れられる形になると、やっぱり特別な感じがするなと。

写真って、たくさん撮っても意外と見返す機会が少ないんですよね。だから、こうしてグッズにして日常的に目にしたり触れられたりするのは、すごくいいなと思いました。
teteが成長したら、またそのときの写真を使ってグッズを作ってみたいです。
----もし次にグッズを作るとしたら、どんなものを作ってみたいですか?
yaneuraさん:カレンダーを作ってみたいです。それこそ毎年作れば、愛犬の成長を感じられそうですよね。

私は毎日teteを撮っているのですが、肉球が少し黒くなっていたり、思ったよりも毛が伸びていたり、ふだんは気づけない変化に写真をきっかけに気づくことがあるんです。
だからこそ、何気ない瞬間を形に残して、あとから振り返りたいなと思います。フォトブックを作って、写真と一緒にそのときの気持ちを言葉で残すのもいいですね。
yaneuraさん(@yaneno_ura)
愛犬teteとの暮らしやインテリア、ものづくりの様子をInstagramで発信。イラストレーターとしても活動している。
Writing by しばた れいな
Photo by 古井 果歩

