フルート奏者やモデルとして活躍し、豊かな感性で多くの人を魅了するCocomiさん。大の愛犬家でもあり、Instagramでは愛犬たちとの日常を数多く発信しています。
そんなCocomiさんが今回、富士フイルムの高品質プリントサービス「+precious(プラスプレシャス)」を体験し、愛犬・アムちゃんとのかけがえのない時間を形にしました。
1歳半からカメラに親しみ、ファインダー越しに「時間を切り取ること」を大切にしてきたCocomiさんに、写真を撮ることの面白さや喜び、プリントして飾ることで日常に生まれる彩りについて、お話を伺います。
愛犬は、ほっとする「家」の温かさを象徴する存在
CocomiさんのSNSでは、よくワンちゃんたちとの楽しそうな姿を拝見しますが、あらためて今回お写真の主役となったワンちゃんについて教えてください。
Cocomiさん:写っているのは「アム」という、今年で8歳になる女の子です。本名は「アムール」、フランス語で「愛」という意味。わが家には現在4匹のワンちゃんがいるのですが、一番上から「エトワール(星)」「アムール(愛)」「ルン(月)」「ビジュ(宝石)」と、全員フランス語からとった名前なんです。

愛犬たちとCocomiさんのInstagram

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素敵なお名前ですね。4匹それぞれ性格も違うのでしょうか?
Cocomiさん:ぜんぜん違いますね。アムちゃんは、「お散歩行く?」という言葉よりも「カフェ行く?」という言葉に反応して喜ぶような、とってものんびりとした性格。4匹のなかでも不思議と特別私との相性が良い子なんですよ。
ワンちゃんたちは、私が物心ついた頃から当たり前に隣にいてくれていました。私にとって、ほっとする「家」の温かさを象徴するような、とても大切な存在ですね。
普段、愛犬を撮るときは、どんなタイミングでシャッターを切っていますか?
Cocomiさん:一緒にいるときは常に撮っていると言っても過言ではないかもしれません。特に写真に収めたい表情でいえば、私はワンちゃんの「白目」が大好きなんですよ。白目が見えるとどこか人間らしい感じがするというか、なんともいえず愛らしくて。
だから、彼らがのんびりしているところにあえて近づいて「あ!」と声をかけ、チラッと視線を上げた瞬間を狙ったりしています。笑ったように見える瞬間もかわいいですよね。でも、やっぱり特に動物は、自分の狙った通りに撮影するのがとても難しい。だからとにかくたくさん撮って、そのなかから「奇跡の一枚」を選んでいます。
幼い頃から、ファインダー越しに世界を見るのが好きだった


今回プリントしていただいた写真のなかには、空の写真もありますね。
Cocomiさん:どちらも夏の空を撮りたくて撮影したものです。プライベートでは富士フイルムのカメラをよく使っているのですが、この2枚を撮影したのはX-T30。最近は人物を撮影するのに凝っていて、X-M5をよく使っています。X-M5は持ち歩きがしやすいので、旅先に持って行ったり、演奏会で客席を撮ったりするのにも重宝しています。
Cocomiさんがカメラを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
Cocomiさん:小さな頃から、父のお下がりのカメラで遊ぶのがとにかく楽しくて。ファインダー越しにものを見るのが大好きだったんです。1、2歳くらいの頃からすでに、ハンディタイプのビデオカメラをずっと占領していたみたいで(笑)。データを見返すと、当時の私が撮影したブレブレな映像がたくさん残っています。
物心ついた頃からカメラと共に過ごされているのですね。撮影の際は、スマホとカメラをどのように使いわけていますか?
Cocomiさん:スマホで撮る写真は、あとで見返すために思い出を記録する「日記」のような感覚。一方で、カメラは「瞬間」をとらえるものだと考えています。
カメラって、自分の意思で世界を切り取って、特定の場所にピントを合わせて、シャッターを押したその瞬間をそのままの形で残せるものですよね。写った人の息遣いや、そこに吹いている風......そういった「空気感」まで感じとれるような写真を撮りたいと、いつも思っています。
素敵な額縁に入れて飾ることで、自分の写真に対する見方も変わる

今回、お写真を富士フイルムのフォトフレーム付き写真プリントサービス「+precious」で形にされました。できあがったものをご覧になっていかがですか。
Cocomiさん:想像以上の仕上がりで、驚きました。まず、写真の表面で光が反射せず、余計な映り込みがないので、写真の世界にじっくりと没入できます。また、アムちゃんの毛の一本一本まで鮮やかに再現され、色の深みも素晴らしくて。こうして見てみるとなおさら、レンズやセンサーの大きいカメラで撮った写真と、スマホで撮った写真の差が一目瞭然だなと思いました。

特に、「+precious frame ROUND by karimoku」で大きくプリントした私とアムちゃんの写真は、7年ほど前に撮影したものなんです。アムちゃんは歳をとるごとに毛の色が少しずつ変わってきているのですが、この写真ではまだ眉毛が白く、「もう8歳か......」と時の流れを感じてしみじみしました。

「+precious frame #002」でプリントした空の写真もいいですね。写真に写った夏の夕方の空の色合いと、台紙の色、そしてスエードの質感がとてもよくマッチしています。私は美術館に行くのも好きなのですが、額縁って飾られているものの印象を大きく左右するとても重要なものだと思うんです。素敵な額縁に入れて飾ることで、自分の写真に対する見方も変わるなと感じました。
愛犬の写真を飾ることで生まれる「日々を一緒に生きている」感覚
写真をプリントして飾る機会が減っている方も多いと思いますが、Cocomiさんはいかがですか。
Cocomiさん:いつもワンちゃんたちをシャンプーしに連れて行くサロンでは、訪れるたびに記念写真を撮影してくれるんです。家にはその写真たちを壁一面に飾っている場所があって、そこにはいまはもう天国に行ってしまった歴代のワンちゃんたちの写真もあります。
デジタルで保存している写真は、わざわざ見返さないと目に触れなくなってしまいますよね。でも、部屋に飾ってあると、何気なく過ごす時間のなかでふと目に入ってくる。それが思い出を振り返るきっかけにもなりますし、日々の暮らしのなかで「一緒に生きている」感じがして、嬉しいことだと感じます。


Cocomiさん:今回つくった作品は、家族みんなが集まるリビングや、アムちゃんがいつも「おこぼれ」を狙って寝そべっているキッチンに飾るのもいいなと思います。お部屋がパッと華やかになりますし、台紙の白い額装だと開放感も出そうです。フルートの練習室の「癒し」として飾るのもいいですね。


今後、挑戦してみたいテーマや撮り方はありますか?
Cocomiさん:もともとは寒色系の写真が好きだったんです。X-M5にも搭載されているフィルムシミュレーションのひとつ「クラシックネガ」で表現される青みがとても印象的で、クールな雰囲気に仕上がるので、ずっと愛用していました。
ただ最近は人物の撮影に没頭するなかで、被写体になる人のパーソナルカラーに合わせた色味の調整にも挑戦したくて、設定をいろいろと模索しています。いまは、「カラークローム・エフェクト」などを組み合わせて、海外のヴィンテージフィルムのような、太陽光が綺麗に映えるオレンジ調の色味を探求中です。
また、自然光が似合う人もいれば、蛍光灯の光が似合う人もいて、ライティングによっても写真の印象は変わります。どうすればもっと被写体の魅力を引き出せるのか、自分の技術と表現力を磨いていきたいです。
Cocomiさんの「写真愛」に触れて
愛犬の魅力や写真について、目を輝かせながら話してくれたCocomiさん。
インタビューを通じて印象的だったのは、被写体、そして写真に対するまっすぐな探究心でした。人物を撮影する際には、普段とは違った表情をとらえることに喜びを感じるというお話も。現在没頭している色や光の研究も、被写体の魅力を最大限に引き出したいからこそなのでしょう。
自分の「好き」や「心地よさ」の感覚にどこまでも素直にカメラと向き合う天真爛漫な笑顔が、写真を撮ることの面白さとはなんなのか、あらためて教えてくれた気がします。

Cocomi(WEB・Instagram)
音楽家
東京都出身。3歳からヴァイオリンを、11歳でフルートを始める。現在もフルートをN響・神田寛明氏に師事。また、ヴラディミール・アシュケナージ、エマニュエル・パユのマスタークラスを受ける。2019年、日本奏楽コンクールで最高位(1位なしの2位)を受賞。管楽器部門1位とともにフランス近代音楽賞受賞。ほか、コンクール歴多数。桐朋女子高等学校音楽科卒業。
Photography by 中田 昌志
Styling(Cocomi) by 菅沼 愛(TRON)
Hair-Make(Cocomi) by RYO(TRON)
Styling(prop) by 中野 真希
Writing by 原 里実(てんとてん)
Special Movie by ami
