今年も残すところあとわずか。年内にやっておきたいことはたくさんあるけれど、中でも新年を迎えるにあたってやっておきたいことといえば「大掃除」ではないでしょうか。しかし、大掃除は毎年しているはずなのに「なぜかすぐに散らかってしまう...」「いつもただ片付けているだけ。おしゃれにも見せたい!」と感じている人も多いはず。そんな方々のために今回は、きれいな状態をキープできる整理整頓テクニックをご紹介します!
片付けのコツは「適度に見せる」こと。大掃除を機に、続けられる片付け習慣を身に付けよう!
整理整頓というと「散らかっている部分をなくすこと」だと思いがちですが、実はこれが散らかってしまう大きな原因。一時しのぎであちこちにしまい込むことで、物の出し入れがスムーズに行われず、出しっばなしのものが増えてしまうのです。
解決策は、物の定位置を決めて、"適度に見せる"こと。分かりやすいので自然と片付け習慣が身に付き、おしゃれ感も演出できます。
トートバッグに「チェキ」まで!意外な物たちが活躍する「見せる収納アイディア」
ここからは早速、片付けもおしゃれも諦めない!「見せる収納アイディア」をご紹介。身の回りのアイテムを使って少しの工夫でできるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
●まとまりのない本棚は、「ウォールデコ」でおしゃれに目隠し
本の背表紙や色がバラバラで雑多な印象の本棚。量は少なくてもゴチャついて見え、生活感も感じます。
「ウォールデコ」で目隠しすることで、一気におしゃれな印象に!とくに横長タイプの「ウォールデコ」は、本棚にぴったり。旅行本を目隠しする時は旅先で撮った写真で...というように、本のカテゴリと「ウォールデコ」にする写真をリンクさせるのも素敵です。覗かれると少し恥ずかしい、本のタイトルも隠すことができるので、一石二鳥!
●何を入れたか忘れがちな箱収納は「チェキ」で可愛く管理
あまり使わなくなった子どものおもちゃや書類、出番の少ない靴などを箱に入れて収納している人も多いはず。しかしそれだと、いざ使いたいときにどこに入れたか忘れがち。探すのが面倒だからつい出しっぱなしにして、結果物が溢れてしまう...という悪循環に陥ることも少なくありません。
物が迷子になりがちな箱収納には、「チェキ」が大活躍。箱の中身を「チェキ」で撮ってペタッと貼れば何が入っているのか一目で分かるので便利なうえ、見た目もレトロでとっても可愛い!
大きなホワイトボックスと、トランクも見せる収納としてぜひ取り入れてほしいポイント。どちらもインテリアとしてもおしゃれなアイテムです。特にホワイトは日本の住宅の白いクロスの壁になじみやすいので、箱を並べたり重ねたりして置いても圧迫感がなくおしゃれな雰囲気になります。
「チェキ」を使ったアイデアは、玄関でも応用が可能!少し背伸びをして買った大切な靴は、箱のまま収納したいもの。でも箱に入れて収納すると、どの箱にどの靴が入っているのか分からなくなってしまうこと、ありますよね。
「チェキ」で靴の写真を撮って収納した箱に貼り付けておけば、どの箱にどの靴が入っているのか一目瞭然。履きたい靴をすぐに選ぶことができます。これなら「しまいこんだまま履かなくなってしまった」なんてこともなくなりそうです。
●物が溢れやすいキッチンは「トートバッグ」でスタイリッシュに収納
物が溢れがちなキッチンは、整理が行き届きにくい場所のひとつ。頻繁に使うものが多く、つい置きっぱなしにしてしまうことが多いゾーンです。手に届く場所にあれこれ置いてしまい、気づくと散らかっている...なんてことも多いのでは?
パッケージのかたちがさまざまだったり、ラベルのデザインも統一感がないので、ちょっと置いただけでも散らかった印象に。
よく使うけど置きっぱなしにするのはちょっと...というキッチン周りのアイテムは、まとめてトートバッグにインすれば解決!大小サイズ違いで用意しておけば、入れる物を分けられるというメリットに加え、高低差がついて見た目にもおしゃれです。
●思い出いっぱいの昔の写真は「写真整理アプリ」で賢くデータ化!
大掃除をしていると、意外な場所から意外なものが見つかることもありますよね。例えば、昔の写真プリント。「こんな時があったな」と、掃除を忘れて懐かしい写真を見入ってしまう、そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
箱や封筒に入ったままのネガフィルムや写真プリントの束を「いつか整理しよう」と思っていても、先送りにしてしまっていた写真の整理。新しいアルバムを用意して収納するのももちろんいいですが、量が多いと大変...。
写真プリントをまとめるなら、「写真整理アプリ」を活用するのもひとつの手。富士フイルムの「PhotoBank(フォトバンク)」は、写真の保存・整理・検索が簡単にできる写真整理アプリです。富士フイルムの「写真スキャンサービス」を使って、写真をデジタルデータ化すれば、懐かしい思い出の写真を、いつでもアプリから一覧で見ることが可能です。年末年始に久々に集まる親戚や友人に見せれば思い出話が盛り上がること間違いなし!
デジタル化するには、工場から届く専用のサービスパックに、写真プリントなどを入れて送り返すだけで、データはアプリに自動でアップロードされるから手間もかからず、とっても簡単なのも嬉しいポイントです。デジタル化しておくと色褪せなどの劣化を防ぐことができるのも安心ですよね。
普段の掃除と違い、じっくり取り組む大掃除は、ただ片付けるだけでなく「片付け習慣」を見直すチャンスでもあります。この年末の大掃除をきっかけに、きれいな状態が続く整理整頓テクニックを身に付けてみてはいかがでしょうか。
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Photo by 土田凌
Writing by 大西マリコ
Styling & Advice by 西村有