子どもが描いた絵や工作。増えていくたびに嬉しい反面、「どうやって残そう」「どこにしまおう」と悩んだことはありませんか?
そんな時におすすめなのが、「写真を撮ってオリジナルグッズにする」という方法。
今回は、Instagramで暮らしの役立つ「がんばらない収納とラク家事」を紹介しているteko.ieさんに、お子さんの作品をフォトブックとオリジナルグッズにしていただきました。
作品を形にしてみたからこそ見えてきたこと、そして、制作を通して生まれた親子の時間についてお話を伺います。
増え続けるキャンバス画。「すべて残したい」けど、保管は悩みの種

――teko.ieさんのお子さんは、絵画教室に通いながら絵を描くことを楽しんでいるそうですね。普段、作品はどのように残していますか?
teko.ieさん:8歳になる娘は、幼稚園の年中のころから週1回のペースで、絵画教室に通っています。教室では、主にキャンバスに絵を描くことが多く、油彩画や粘土を用いた立体作品など、さまざまな表現に挑戦しているようです。
また、自宅のスペースを活用して、娘が特に気に入っている作品を「こどもびじゅつかん」と名付けた美術館のようなスペースに飾って楽しんでいます。

teko.ieさんのお子さんの「こどもびじゅつかん」
――作品を残すうえで、悩んでいることはありますか?
teko.ieさん:とにかく作品の量が増えていくことですね。娘が絵画教室で描いた作品は、「絶対に捨てないで」と言われているので、全部保管しているのですが、作品が次々と増えていくので...。
今では、キャンバス画が数十点以上。作品の形もバラバラで飾るスペースにも限りがあるので、ほとんどの作品は大きな箱に入れて保管しています。"残したい気持ち"と"暮らしの快適さ"のバランスに迷うことも多いですね。
描き溜めた作品を1冊に。「子どもとの対話」が生まれたフォトブック
今回teko.ieさんには、富士フイルム「プリント&ギフト」の作成サービスを使って、お子さんの作品を写真に撮り、一冊のフォトブックとオリジナルクッションに仕立てていただきました。
――まずは、フォトブックについての感想を教えてください。
teko.ieさん: 今回は収納面も考えてコンパクトなソフトカバータイプで作成してみました。作ってみて一番良かったのは、娘と作品について話す時間を持てたことですね。
日々の忙しさに追われて、普段はなかなか娘が描いた作品すべてに意識を向けることができないのですが、今回、のせる作品を選びながら、娘に「これ、どんな気持ちで描いたの?」とひとつひとつ聞いていったんです。

そうしたら、娘が思っていることや、何を表現したかったかなど、普段聞けない話が聞けて。中には、これまで「何の絵なんだろう」と疑問に思っていた作品が、「みんな違ってみんないい世界を描いた」と聞き、「まだ幼いのに、そんなテーマで描けるんだ!」と子どもの発想力に驚きを感じました。
描いた絵を一緒に振り返ったことで、これまで気づかなかった娘の感性や成長を知るきっかけにもなったと感じています。

――制作の過程でこだわったポイントはありますか?
teko.ieさん:フォトブックは、作品を写真に撮ってから、ページごとに撮影データを配置。レイアウトが単調にならないよう、メリハリのある配置を意識して進めました。

ページのレイアウトは、テンプレートから選んだものもあれば、自分でカスタマイズしたページも。思い入れの強い作品を大きくのせ、それぞれの作品に、娘からヒアリングした「描いたときの気持ち」を文字で入れています。
私が特に気に入っているページは、最初のページと最後のページです。

1ページ目には、モデリングペーストという画材を使った作品を選びました。立体感のある作品だったので、凹凸感が伝わるように大きくのせて、開いたときに迫力が伝わるように工夫しています。

そして、最後のページには、"私から娘へ"のメッセージを。絵画教室に通い始めたきっかけや、私が一番気に入っている作品についての感想などを娘に向けて書きました。娘が大きくなったときに、懐かしんで見てもらえたらいいなと思っています。
オリジナルキャラクターが、毎日使えるクッションに
――オリジナルのキャラクターをプリントしたクッションは、お子さんがレイアウトをしてくれたそうですね。
teko.ieさん:はい。当初、どのフォトグッズを作るか考えていたとき、娘が「クッションがいい!」と主張したこともあり、レイアウトも本人に任せてみることにしました。娘が選んだ絵は「まんまるちゃん」と名付けたオリジナルのキャラクター。「かわいく描けたから、これにする」と迷いなく選んでいました。
背景には「お月さま、きれい」というタイトルの月夜の絵を使い、周りには好きなスタンプを選んで散りばめたそうです。

文字を入れることもできたので、「まんまるちゃん」というタイトルとともに、自分の誕生日も入れていました。
――複数の作品を組み合わせられるのは、写真に撮って残せるからこそのアイデアですね。実際に手にしたときには、どのような反応でしたか?
teko.ieさん:「私の宝物にする!」と、大喜びでした。普段はソファの上が定位置になっていますが、娘はぬいぐるみを使ったごっこ遊びのときなどにも活躍しているようです。

「飾る」だけじゃない。日常で使えるグッズにするという楽しみ方
――お子さんの作品を活用したフォトブックと、グッズ作成。改めて振り返っていただいて、どのようなことを感じていますか?
teko.ieさん:フォトブックは、完成した一冊だけでなく、娘と一緒に作品を振り返る時間そのものに価値があると感じました。成長とともに、描く絵のタッチも変化していくと思うので、「昔はこういう絵を描いていたね」と振り返るきっかけになってくれたらと思っています。
また、絵をクッションにしたことで、「飾る」以外の選択肢があることにも気づくことができました。娘も、自分のお気に入りの作品がグッズ化されて手元に来たことで、とても喜んでいたので、日常的に使える形にすることは、飾るとは違う魅力があると感じました。次男も、絵画教室に通い始めたので、子どもたちそれぞれのオリジナルのマグカップも、いつか作ってみたいと思っています。
Writing by 佐藤 有香
Photo by 古井 果歩
teko.ie(@teko.ie)
8歳、5歳、2歳の子育てに奮闘する3児の母。SNSでは「ちょいズボラでも整う暮らし」をテーマに、頑張らない収納と家事を楽にしてくれるアイデアを発信中。


