暑い日が続く今年の夏。休日は出かけたいけど、野外は暑すぎる...という方も多いのではないでしょうか。そんな時ぴったりなのが、水族館!屋内だから強い日差しを避けられる上に、水中を泳ぐ魚たちの姿は目にも涼しげ。フラッシュを焚かなければ撮影OKの場所が多いので、フォトスポットもたくさんあるんですよ。暑い夏、水族館での撮影散歩に出かけましょう!
水族館で撮影散歩
やってきたのは東京・品川にある「マクセル アクアパーク品川」。
ワクワクしながら館内に入ると、エントランスに夜空と花火が!この花火、壁に触れると一発ずつ打ち上がる仕組みになっているんです。エンターテインメント性溢れるエントランスに、ますます気持ちが高まりますね。
泳ぐ魚は"止まって待つ"!
館内を進むと、たくさんの水槽にいろんな種類の魚たちが。まず水槽の中を泳ぐ小さな魚たちを撮影してみましょう!泳いでいる魚を撮影する時、手ブレしてしまうことはありませんか?
手ブレの原因は、動く魚に合わせて手を動かしてしまっているから。水槽の中の撮りたいポイントを見つけてそこでじっと待つのが正解です。カメラの位置は水槽のガラス面ギリギリが◎。
狙ったポイントに魚が来た時がシャッターチャンスです。(撮影の時は他のお客さんの邪魔にならないよう、すみやかに行いましょう。)
全体的に明るいと狙ったものにピントが合いづらいので、露出を下げて少し暗めで撮ると上手に撮影することができます(*露出調整の方法は機種によって異なります)。
水槽の角に寄って撮影すると、ガラスとの反射で万華鏡のような写真が撮れました。
少しボケているのも幻想的な雰囲気を高めてくれる良いスパイスになっています。
反射写真を楽しみたい方は、柄やロゴのない無地の洋服で出かけるのも大切なポイント。洋服の映り込みを防げるので、綺麗な写真が撮れますよ。
水族館の人気者、クラゲも近寄って撮影するのがおすすめです。浮遊感や透明感がくっきり映し出されて、プロっぽい写真を簡単に撮影することができます。
水槽を生かした引きの写真で水中気分
寄りの撮影を楽しんだら、引きの画角にも挑戦してみましょう。これは現在、本水族館で行われている夏のイベント「NAKED 花火アクアリウム」の演出のひとつ、「ウミノ縁日」。部屋の壁に色とりどりの花火が打ち上がるプロジェクションマッピングが映し出された後、まるで海の中にいるような水中の映像に切り替わります。引きで撮ると水槽の中のライティングもくっきりと映し出されるので、同じ魚を撮影しても少し違った雰囲気に。
こんな風に水槽の影を額縁に見立てて撮影してみるのもおしゃれ。一見どこで撮影したのか分からない写真は、SNSでも話題になりそうです。
大きな水槽では光を意識
そして、水族館といえば大きな水槽!水面を下から撮影すると、上から差し込む光を美しく捉えることができますよ。
ピントは光が差し込んでいる部分に合わせてみてください。水面のキラキラをうまく利用することで透明感のある一枚に仕上がります。
こちらはペンギンのコーナーで撮影した写真。歩いている姿も可愛いですが、水の中の様子を横から見ることができるのも水族館の醍醐味。
こんな風に水族館だからこそ撮れる瞬間を探すのもおもしろいですよ。
こちらは絶景撮影スポットのひとつ、海中トンネル。ここでの撮影のコツは、思いっきり下のアングルから撮影すること。床スレスレの高さから天井を狙う角度が一番きれいに撮れるので、人が少ない時間帯を狙って試してみてください。
横に長い水槽をパノラマで撮影するのも、迫力が出て◎。全体像を写すことでその水槽の世界観も表現することができ、印象的な写真になりますよ。
写真でお部屋を水族館に!
館内での撮影を楽しんだら、写した写真をプリントしてみましょう。
水のキラキラ感を生かしたいので、今回は光沢仕上げをチョイス。涼やかな写真を部屋に貼ると清涼感が生まれるので暑い今の季節にはぴったり。
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同じ水槽を引きで撮影した写真と寄りで撮影した写真を並べて。
水族館ならではのライティングを生かした写真は、ランダムに貼るとお部屋のポイントになっておしゃれ。
こんな風に糸を利用して飾るのも◎。風になびいて揺れる様子が、金魚たちが泳いでいるような雰囲気に。部屋の雰囲気や魚の種類に合わせて糸の種類を変えると、いろんなパターンが楽しめそうです。
今回ご紹介した撮影のコツを生かせば、誰でも簡単に夏らしい爽やかな写真を撮影することができるはず。暑い日は水族館で、素敵な夏の思い出を作りましょう!
撮影協力 マクセル アクアパーク品川
Photo by 土田凌
Writing by 佐々木愛