ポカポカとした陽気の日も増え、お出かけ欲も高まる季節。どこかへ旅行したり、遠出するとき、やっぱり欠かせないのが写真。でも、特別じゃない、普段見慣れているような場所にだって、素敵な景色は広がっているもの。
そこで今回は、スマホを片手に春の清澄白河をお散歩してきました。「写真映えスポットを見つけよう!」と意気込まなくても大丈夫。歩いている途中で見つけた何気ない風景も、視点を変えれば立派な"写真映えスポット"に変身します。
■スタートは清澄公園へ
清澄白河駅を出て、まず向かったのは清澄公園。
スマホのカメラで空を切り撮るのも立派な春写真!この季節ならではの柔らかい空色に、飛行機雲の白がかわいいです。
大人になってからはあまり登ることもなくなった懐かしいジャングルジム。ポップな色合いで写真に撮るとかわいいですよね。
のんびりとお散歩するからこそ、普段は気にかけないものに目が止まったりするもの。
■レトロで趣のある深川図書館
続いて向かったのは、深川図書館。
館内のステンドグラスからそそぐ幻想的な光に、思わずうっとり。
模様に近寄ってシャッターを切ると、それだけでアート感溢れる1枚に仕上がります。
深川図書館は明治に建てられたもの。昔の人たちも、この柔らかな光に癒されていたのかもしれません。
被写体の背景を知ると、新しい表情や意外な一面に気づくこともできます。
図書館で町の歴史を調べてからお散歩を再開するのも良いかもしれません。
(※館内で撮影を行う際は必ず許可をいただきましょう。)
■気分もあがる、季節のお花も一緒に写そう
清澄白河には、地元の人に愛されているお店がたくさんあります。
お花屋さんの『バタフライデコ』もその1つ。
店内には季節に合わせたお花がたくさん並んでいます。
お店の方に「春のお花は、ちょっと時期がずれちゃうだけで無くなっちゃうんですよ」とアドバイスをいただき、今回はチューリップを購入。
ラフにまとめただけで、とってもかわいいブーケができあがりました。
手元にお花があるだけで、普通の道もフォトスポットに変身。
こんなファッション誌の1ページみたいな写真も簡単に撮れちゃいます。
撮る角度を変えるだけで写真の雰囲気もガラリと変わるので、いろんな角度から撮影することもポイントです。
■お散歩して気づく!いつもと違う視点
川が流れる清澄白河には、橋もたくさん。
こうして座って撮ってみるのも、意外な写真映えスポットを発見するきっかけの1つです。
橋の柵だって、立派な被写体に。
無機質に見える橋も、視点を変えるだけで立派な"額縁"に!「この"額縁"には何が合うかな?」そんなことを考えながら撮影するのも楽しいですよ。
■その町ならではの個性を切り撮る
下町情緒あふれる清澄白河のもう1つの顔は、コーヒーの町。町歩き中にも何軒も、オシャレなロースタリーを発見しました。
今回は7年前からこの地に店を構え、清澄白河がコーヒーの町となるきっかけを作った
『The Cream of the Crop Coffee 清澄白河ロースター』にお邪魔しました。
店内には、大きな焙煎機。そこから漂う香りに包まれながら、コーヒーがドリップされる様子を見ているだけで癒されます。
『The Cream of the Crop Coffee 清澄白河ロースター』の外には、こんなにかわいい壁が!
おいしいコーヒーを手にしたら、ぜひ1枚撮ってみてくださいね。素直にシャッターを切るだけで、おしゃれに決まります。
人物のポートレートはついつい記念写真みたいになりがちですが、そんな時は被写体とおしゃべりしながら撮影してみてください。会話の中で自然な表情を引き出すことができますよ。
■お散歩で撮った風景でZINE作り
お散歩中に撮影した春の風景は、ZINEにまとめてみましょう。難しそう、手間がかかりそうと感じているあなたも大丈夫!
今回は、ネット上で簡単に注文まで済ませることができるPhotoZINEにチャレンジ。
サイズ、ページ数やコマ数まで自由自在なので、お散歩中に撮影した写真たちを気軽にまとめてみましょう。
どの写真をどこに配置しようかと考えるのも楽しいひと時。
作成時に入れた何気ないコメントも、こうして印刷されてみると何だか特別な一言に感じるから不思議です。
お散歩ごとに1冊ずつ増やしていくのもいいですね。
清澄白河散歩、いかがでしたか?見慣れた景色も写真に撮るときらめいて見えるから不思議ですよね。
これからますますお散歩が楽しくなる季節。ぜひ、あなたの視点で町を切り撮ってみてください。
Photo by 忠地 七緒
Writing by 佐々木 愛