前編では写真を撮ることについてお話してくれた宮本りえさん。後編では昨年結婚した旦那さまとの暮らしにフォーカスしてお話を伺います。アートに親しい宮本さんは自然と写真のある暮らしを楽しんでいました。
シンプルテイストに写真を加え、2人らしいインテリアに
−昨年結婚して、旦那さまとの生活がスタートしたんですよね。
宮本りえさん(以下、宮本さん):はい。入籍する少し前から夫と新しい家に住み始めました。
−ご自宅のこだわりを聞かせてください!
宮本さん:お家の雰囲気はひと言で言うと、シンプルです。でも、たとえば本棚やテーブルを自分たちでDIYしたり、カーテンを1950年代のレトロな柄入りのものにしたりして、シンプルの中にほんの少しエッジを効かせることを心がけています。
WEB上も合わせると2000軒くらい見たんじゃないか、というくらい家を決める段階からものすごくこだわりました。床のつくり、ドアノブや照明の形など細かい部分もチェックしましたね。あと家電もこだわりました。というのも、夫のこだわりが強くて(笑)。
−旦那さまはこだわり派ですか?
宮本さん:そうですね。特にデザインが大切みたいで、私に「どういうのが良い?」って聞いてくれるんですけど、もう心の中でどれにするのか決めているんです。だから私が「これが良いんでしょ?」って突っ込んで(笑)。冷蔵庫や洗濯機などの家電は彼が選び、調理道具や食器類などのキッチンまわりは私が選びました。
宮本さん:そうそう、新居に写真も飾っているんですよ〜!
−わ〜!どのような写真を飾っているのですか?
宮本さん:1枚は夫が撮った写真です。写真美術館「IZU PHOTO MUSEUM」のまわりで撮った植物の写真を壁に直接ピン止めして、リビングのカレンダーと並べて飾っています。夫曰く、写真の研究をかねて飾ったようです。もう1枚がアーティストの赤木楠平さんの写真です。一見「絵なのかな?」と錯覚してしまう不思議な魅力を持った写真で。今までアート作品を購入したことはなかったんですけれど、購入しました。今は、リビングの窓際に飾っています。写真を飾ると、お部屋にちょっとしたアクセントがプラスされて良いですね。
−旦那様もお写真を撮られるんですね。
宮本さん:そうですね。そういえば結婚式の2次会でも夫が撮った植物や空、花の写真を飾りました。新郎新婦が座る高砂の後ろに大きく飾ったんです。
−どのように飾ったのでしょうか?
宮本さん:よくデパートの外に飾る縦長の垂れ幕があると思うんですけど、そんなイメージで、大きくプリントした10枚の写真をつなげて3メートルくらいの帯にして、天井からど〜んと垂らしました。シンプルな内装の会場だったので大きな写真が映えて、すごく良かったです。来てくださった方は、夫の写真だと気づいてなかったみたいですけど(笑)。
共に年を重ね、思い出を写真に残していきたい
−結婚して良かったな〜と思うのはどんなときですか?
宮本さん:やっぱり一緒にごはんを食べて、ソファでくつろいでいるときでしょうか。仕事で夜遅くに帰ってくることが多いので、夕飯を別々に食べることもあるんですけど、一緒の時間を過ごせると「ああ、良かったな」って思います。お腹もいっぱいで安心感もあって。
−しあわせそうな光景が目に浮かびます。ちなみにお2人は写真を撮り合ったりしますか?
宮本さん:夫が撮ってくれることの方が多いです。夫が「おばあちゃんになるまで写真を撮りたい」って言ってくれたことがすごくうれしくて、今でも覚えています。でも、これからは私も夫を撮っていきたいです。夫はカメラを向けると少し力が入っちゃうんです。だから力が抜けるまで私が撮ろうかな、なんて。2人で写っている写真が少ないので、いろんな所に一緒に行って、2人の写真を増やしていきたいです。
−最後に、宮本さんがこれから写真でやってみたいことがあれば教えてください。
宮本さん:星や月の写真を撮ってみたいんです!以前、宮古島に行ったとき、5分に1回は流れ星が見えて「この瞬間を写真に残したい」って強く思ったんですけど、なかなかうまく撮れなかったので...。キレイに撮って、写真を大きくプリントして、寝室に飾れたらうれしいです。
宮本りえさん、素敵なお話ありがとうございました!
宮本 りえ(みやもと りえ)
モデル。埼玉県生まれ。大学在学時にモデルを始め、ユニセックスな魅力と抜群の存在感で『リンネル』『GLOW』など数々のファッション誌やCMで活躍。
Hair & Make by フジワラミホコ
Photo & Writing by 忠地七緒
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